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昭和42年 厚さ約1.5cm 巻末英文 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか
- 判比量論の伝世一
神田喜一郎先生、秘蔵の古写經のうちに、「草書断簡」となづけられる巻子本、一巻がある。このような草書の古写本は、世に東寺切といわれ、弘法大師の真蹟として尊重されているが、しかしこの断簡には、 第二紙と第三紙の繊目にあたる紙背に、光明皇后 (701-760)ゆかりの「内家私印」なる古印がおされている。してみると、この断簡は、おそくても光明皇后の崩御以前に書寫されたことが知られる。神田先生は、この断簡が明治四十五年刊行の『書苑』に書影が載っている古寫本、列比量論の断簡と書體が酷似し、またそれにも「内家私印」が おされているから、その一連のものに相違なかろうと示されたが、その本文を検するに、第十二、相違決定の全文が 成後の四明大琉抄のうちに、「判比量論云」として、引用されている二〇頁参照)。これによって、この断簡が元曉、判比量論の一部に、いよいよ間違いないことが知られた。
「判比量論」は元暁が55歳の時である671年に書かれたもの。現存する最古の韓国人の論書と言われており、仏教論理学の難題の解決策について述べられている。日本の京都大谷大学に全体の8分の1に当たる3紙、105行が所蔵されている。
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中古品ですので傷・黄ばみ・破れ・折れ等経年の汚れはあります。表紙傷、小汚れ、小破れ。背表紙にタイトルの書き込み。ページ小黄ばみ。理解の上、ご入札ください。もちろん読む分には問題ありません。409933
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